「WEB集客か営業かではなく、WEB集客と営業の方がいい」
このマンガは面白いです。今インターネットが普及してきて、WEBを使ってのマーケティングを行う企業が増えてきました。
うちは営業力が強いからWEBをしなくてもいいという企業はいまでこそ少なくなりましたが、それぞれ個々に頑張るのではなく、WEBと営業の相乗効果を狙い成果へと繋げられたらいいなと改めて考えさせられます。
以前ご紹介させて頂いた書籍のシリーズ2作目。1作目が話題作となったことで2作目も登場。1作目とは違う観点でWEBマーケットについて書かれています。
1作目はどちらかというとWEBコンサルタントとしての内容が多く、一つの企業の中でのWEBマーケティングに対しての立場やあり方について触れられることはほとんどありませんでした。
この2作目ではその企業の中でのWEBマーケティングの重要性、活用方法を物語に沿って学べる書籍になっています。
時代と共にその考え方は変わってくるとは思いますが、リアルとWEBの融合が始まったばかりの時期に起こった出来事などから原点に立ち返るきっかけをもらうことが出来ます。
O2Oとビッグデータ時代の到来
話の随所にでてくるこの言葉。WEBマーケティングにおいて無くてはならない言葉でもあります。
それぞれの意味は、
・O2O
主にEコマースの分野で用いられる用語で、オンラインとオフラインの購買活動が連携し合う、または、オンラインでの活動が実店舗などでの購買に影響を及ぼす、といって意味の用語である。O2Oが指し示す行動そのものはECの初期から存在する。かっては「クリック&モルタル」といった言葉で、オンラインと実店舗との連携・融合が語られた。
出典:マンガでわかるWEBマーケティング シーズン2
・ビッグデータ
ビッグデータとは、一般的に、既存の通常の技術では処理や管理が困難であるほど、久余台で複雑なデータの集合を指す語である。巨大であるだけでなく、テキスト形式、画像、音声などさまざまな形式のデータが含まれる。そのため、どのように扱い、分類・分析をおこなっていくのかも問題となる。
出典:マンガでわかるWEBマーケティング シーズン2
これらの言葉をただの言葉として捉えるか企業の価値に合わせてうまく使うのかが、今後の成功のカギになります。
QRコードやソーシャルメディア、RFID、AR、デジタルサイネージなどの事例も書かれています。
これらを読んでいて一番大事なことはなにが本質なのかを見抜くことが一番だと思います。ただやみくもに新しいこと、良さそうなことに手を出すのではなく、その変化に対して、なにが出来て、何をしなくてもいいのかしっかりと見極めることが大事です。
いくらO2O、ビッグデータという言葉が話題になっていても、それを使う経営、マーケティング、商品戦略などがないと何の意味もなさなくなってしまいます。
WEBサイト制作のパートナー選び
話の中ではWEB戦略の中で使っていたキャラクターの著作権問題から、上司の左遷、そして、部署移動まで大きく変化が起こります。
WEBマーケℋチングをしていくうえではこういったアクシデントはつきものです。
実際の会社ではそういったWEBマーケティングにおいて、初期の段階ではまずWEBをつくるということから始まって、WEBサイトリニューアルを行っていくと思いますが、その際のパートナー選びの方法です。
これはWEB制作だけのことではなくすべてのことに繋がっていきます。
・ステップ0
なぜ外注が必要なのか。現状分析がすごい大事だからです。その現状分析とは、究極のユーザ分析に他なりません。内部の方から見たWEB分析はどうしても内部バイアスがかかってしまい、正常なユーザ分析を行うことができません。
そこを外部の方にユーザ分析を行ってもらうことで、常によりよりWEBへと更新させていくことが出来ます。
著者はこれを以下のようにたとえています。
年に一度、お医者さんによりう健康診断や人間ドックを受診することによって、自分では気づかなかった体の異変や病気の発見に役立ち、適切な治療を受けることが出来るようになります。
WEBサイトの場合もこれと同じで、問題点を明確にするためには、第三者の専門家の立場から検査を受ける必要があります。
出典:マンガでわかるWEBマーケティング シーズン2
自社だけで出来ることに限界があります。これを外注することによって効率的により有益な評価を手に入れることが出来ます。
ステップ1以降はパートナーの探し方、プロジェクトキックオフのノウハウ、制作進行⇒納品・検証⇒運用のノウハウについてもかいてあります。
自社のWEBマーケティングの効果をアップさせようと思った時にまず読みたい一冊
このシーズン2の内容はかなり濃いです。ここまで書いてきた中でもまだ内容の10分の1も書かせて頂いていません。私はまだ自社のWEBマーケティングにかかわっていないペーペーですので、ここまでしか書けませんが、きっと経験した方ならもっと思うこともあるかもしれません。
ただ、私の言えることはしっかりと自分たちの中でどうしたいのか。何を書くとしたいのかという軸を持つことだと思います。この軸によってWEBマーケティングや、その他の戦略において、ただ表面的になぞるだけで取り入れているけど、効果が出ないなどの結果が付いて回ってくるんだろうなと思います。
なにか初めてのことを行う際は、スピードも大事ですが、自分たちの地盤もしっかり見直すことが大事なるんだなと改めて思います。