大ヒットゲームをプレイした人なら仕事もマスターも早い!「仕事で大切なことはモンスターハンターが教えてくれた」

ゲームばかりしている新米社会人でもこれを読めば入社当初から活躍できるかも

ゲーム界では話題のシリーズとなっているモンスターハンター。学生時代にゲームばかりしていて、勉強を全然やってこなかった。通勤時にゲームばかりしている新米社員。

そんな方でも安心して仕事のノウハウを学ぶにはどうすればいいのか。仕事始めの不安をすこしでも軽くしたいと思った時に読む本です。

大すきなことから入ればきっと仕事への入り方もスムーズになるはず!

 

この本は、出版がなんとMH×ビジネス研究会。なんと様々な業界に精通しているハンターたちによって構成さる会です。昼夜狩りに行く中で仕事に転用できる内容を探して研究をしているのだとか。

なんとも面白い会である。そして、私はモンスターハンター挫折組であるが、この本を手に取ってしまった。もしかしたら、仕事の進め方の観点から、モンスターハンターのゲームに入り込むことが出来るかもしれない。ゲームではなく、仕事としてなら・・・そんな思いとは裏腹にこの本は、普通にビジネス本として面白い

読んだ後、決してモンスターハンターをプレイしたいとは思いませんでしたが、この本はお勧めです。というかゲームの宣伝本ではありません。

ちなみにゲームは下のようなもの。

 

ゲームの内容をビジネスとして活用できないか。この発想が面白いです。

はじめに会社という環境を知ろう

みなさんはまずゲームをする際に何をするだろうか。ゲームを買って、説明書に目を通し、そしていざプレイ!で、まずすることは、町の散策からではないだろうか。

人に話しかけ、そして棚を調べたり、井戸の中を覗いてみたり。

書籍の中では初めて会社に出社して、そしてかかってきた電話を受け取り、その対応に困る主人公(大沢)が描かれている。

この主人公初めにしなくてはいけないことを忘れていたんですね。ゲームと同じく、しっかりと自分の働く環境を調べておけばこんなに困ることはなかったのかもしれません。

仕事を本格的に始める前にまずしなければいけないのは自分のベースとなる社内の人、部署、役割を覚えること。それがないとその先は始まりすらしない。大沢、あなたも社会人として活躍したいと思っているなら、最初にこなさなきゃいけないことはこなしなさい。すべてはそれからよ。営業だからといって、クライアントの欲するものを闇雲に飲んだり無責任に企画を売ればいいというものでもないの。まず自分の会社が何をできるのか、どれだけリソースを持っているのかを把握して頂戴。

出典:仕事で大切なことはモンスターハンターが教えてくれた

この内容からも分かる通り、職場ごとにそれぞれ決まり事、メンバーは違います。まずはその基礎の部分をおぼえることから仕事はスタートです。

机の上の整頓とアイテムボックスの整理は一緒

ゲームをしていて、強敵と戦う前、洞窟に行く前には薬草を狩ったり武器を最新のものにしたり、アイテムの整理をすると思います。そうしないと、いざというときに使いたいものがなかったり攻撃力が下がったりして、思うような結果が出せなくなってしまいます。

仕事もそれと一緒。ゲームの中のアイテムボックスは机の上、PC画面のデスクトップと一緒です。散らかっていると仕事の効率は下がり、成果も思うようにあげることができません。

今必要なものをちゃんと見極めて、本当に必要なものだけを手元に置くようになさい。両手から零れるアイテムを抱え込んでも、使いこなせないだけじゃなく、今やろうとしていることだって思うように処理できなくなるわ

出典:仕事で大切なことはモンスターハンターが教えてくれた

仕事の出来る人の机の上はいつもきれいです。というイメージですが、実際にそうなんです。会社にいってだれかモデルとなる先輩を見つける際に参考にしてください。

チームだから出来ること。全部を一人で抱え込もうとしない

モンスターハンターで話題になった協力プレイ。マックやカフェでみんなで集まってゲームをしているのを見ていたので、きっとプレイしたことのある人ならわかるのではないでしょうか。一人では倒せなかったモンスター、一人では倒すのに時間のかかるモンスターを仲間と協力することで一人の時よりも簡単に倒せるということを。

書籍の中では、突然の案件を新人の大沢が担当として行うことになり、何をすればいいのかを困惑してしまう場面があります。自分はこれが出来ない。あれができないから駄目だと出来ない理由ばかりを挙げている大沢に対して先輩からの一言が響きます。

今回の仕事は時間との勝負よ、経験不足?不得意?関係ない。それがどうした!不安ならなおのこと、後工程の作業を成立させるために時間を節約なさい!大沢が一人で立ち回ってすべてが片付くなら好きになさい。だけどプロジェクトは常に共同作業。同じチームになった全員で役割分担をして達成すべきクエストなの。自分の仕事だけを見て大変だ大変だと騒いでいてもクエストは失敗する

出典:仕事で大切なことはモンスターハンターが教えてくれた

仕事を自分ひとりで出来るなら、会社はいりません。会社自体がいろいろな人たちの役割分担があるからこそ成り立っています。自分に出来ることはなにか、人にお願いできることはなにか、なにかに取り掛かる際にここから始めてみると効率的に仕事ができます。

交渉がうまくいかない時は、二歩下がって別の方向から歩み寄る

ガンとして交渉の余地がない相手。その相手に対してまずは話せる状況へとひるむことなく果敢に攻め込む。時には、ペイントボールを投げたり、混戦時にこやし玉を投げてモンスターを分離させるようにまずは理想的な環境を作り出すことから始まります。

そして理想的な状況を作り出した後、弱点を探すためにいろいろな方向から攻撃していきます。そこだ!!と相手がひるんだすきに猛攻撃。交渉では相手を倒すわけではなく、その弱点を一緒に克服する方向に話を進めていくとスムーズです。

話の中では、あるCM作成案件にて、脚本を持っていく主人公が制作会社に間髪入れずに断られるというシーンから始まります。この制作会社はCM大賞に選ばれるほど技術の高い会社なのですが、なんと演出のうまいメンバーが一人抜けてしまっていたため、演出力に不安を持っていました。そこを見つけた主人公たちが、その穴を埋めるべく提案をして無事にその1年後のCM大賞を取る結果になります。

なにかうまくいかないことがある、そんなときは別の視点から見ることで突破口が見るかるかもしれません。

仕事ってなんだっけと思った時に読みたい本

いくつかの項目をピックアップして書いてみました。これだけでも仕事をもっと良くしたい。成果をもっと上げるためのノウハウがぎっしり詰まっている書籍だなあと思います。

まず、人は物事をイメージして、そして行動に移すとスムーズに物事を進めることが出来ます。仕事の出来る人はものを二回作るとよく言われますが、それがイメージで作る1回目、そして実際に作る2回目となります。行動も同じようにイメージしてから行うとより上手くできること間違いなし。モンスターハンターをしてきたことある人ならなおさら、狩りとかに少しでも興味ある人なら、読んでいてその場面が浮かんでくるのではないでしょうか。そうしたら後は仕事の際もそのイメージに合わせて動いてみるだけです。

仕事仕事とうまくいかない時も、本という別の視点に移してみることでいい方向に進むこともあるかもしれません。

 

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