「人を操る禁断の文章術」でメンタリズムがどういうものか少しだけ覗いてみた!

メンタリズム

文章

文章が持つチカラとは?

そんな見出しにつられて、ついつい手に取ってしまった本です。

本屋さんで少しだけ読んでその後、図書館にあるのを見つけて全部読んでしまいました。

著者は、あのメンタリズムで話題になっていたDaiGoです。

あなたの思う、スタイル抜群の美女とは?

たった一つの文章で読む人に様々な想像をさせる。それも半永久的に。

文章はそれが得意です。

「あなたの思う、スタイル抜群の美女とは?」

という問いかけにどんな美女を思い浮かんだでしょうか。ナイスバディの女性?それとも、すこし肉付きのいい思わず抱き付きたくなるようなカラダ付きの女性でしょうか。

本の中にも同じような問いかけが出てきますが、文章から受けるイメージは人それぞれ違います。

その文章の力をうまく利用すると文章のチカラだけで相手に行動を起こさせることが出来ます。

文章が人にもたらす力の例

受験に合格する。甲子園に出る。などなど。

目標を文章にしていつでもどこでも見えるようにすると、その目標が明確になり、そして何をすればいいのかはっきりしてきます。

その結果、目標を達成してしまうというのはよく言われていることです。

日記を書いて、頭の中を整理するとか、テスト勉強も紙に書くと頭の中にすっきり入ってくるなど、実際に体験したことがある方もいいのではないでしょうか。

この本から学んだこと3つ

私はブログに文章をもっとうまく書けるようになりたい。とこの本を手に取りました。この観点から、この本で私が学ばせて頂いたことを3つ書きます。

1、話しかけるように書く

文章を話しかけるように書くと、人の心を動かす文章を書くことが出来る。それは、会話の中には様々なメッセージが込められているからです。

自分の投げかけた問いに対して、相手はどのように反応するんだろう?この時はこう聞いてくるだろう?といろいろとイメージして書くと相手にも伝わりやすく、読んでいて心地よい文章になります。

2.追伸を付ける

人はやり残したものほど頭の中に残るということを、ツァイガルニク効果と心理学の用語でいうそうです。それをうまく使ったのが追伸です。

ある文章の最後に、相手に行動してほしい内容を盛り込む。

例えば、テレビの予告編や週刊誌の最終ページ等、相手が次を気になるようにわざとらしく続きは次回といった感じで終わることがあると思います。そうすると自然にこの先はどうなるんだろうと、あとが気になってしまったことはないでしょうか。

ここで終わるのかー、次の巻が楽しみだな。

と思った時点でそのツァイガルニクにはまっています。このようなことを自身の文章で書くことで、相手に行動を起こさせることが出来ます。

さて、いちばん重要だなと思ったことを3つ目に書きます。⇐こんな感じ。

3.人を動かす七つのトリガー

この七つのことを意識すれば文章は湧き水のようにどんどんあふれてくる。ついつい写メを取ってしまったこのトリガー。オリジナルは是非、本書を手に取って確認してみて下さい。

・トリガー1「興味」

相手が何を好きなのか、なにに興味があるのか、ただその興味のあるものを差し出すだけで、相手は勝手に行動してくれる。

例えば、デートに誘うときの文句。

相手がケーキを好きな場合:

美味しいケーキ屋さんを見つけたんですが、今度一緒にいきませんか。

・トリガー2「ホンネとタテマエ」

人はこの両方の間をいつも揺れ動きながら生きています。この間を埋めることで相手に行動を起こさせやすくなります。

例えば、低カロリースイーツを売る場合。

ダイエット中なのに甘いものがやめられない方へ。

食べながら痩せる低カロリースイーツ

・トリガー3「悩み」

人の悩みを表す4文字。HARM

H:健康・美容
A:夢・キャリア、将来
R:人間関係・結婚・会社・恋人
M:お金

この悩みを見抜き、文章で誘導することによって、人に行動を起こさせる。

・トリガー4「ソン・トク」

ソンを伝えた後でトクを伝える。人は損を嫌う傾向にあります。

そこを利用して、初めにマイナスな部分を伝え、その後にプラスの部分を伝えると親近効果というものが働き、相手の心にプラスの印象が強くなります。

怖いと思っていた人が実は優しかったとか、不真面目だと思っていた人が実はすごい勉強屋さんとか、初めがマイナスの方がプラスになった時によりおおきなプラスの印象を得ます。

・トリガー5「みんな一緒」

よく日本人が言われていることですが、みんな一緒だと安心するという心理を付いたものです。自分だけ取り残されるかも、みんながやっているなら安心だ。

人は共通点を見つけるとぐっと距離を縮めることが出来ます。

相手の憧れや、相手との共通点につなげてメッセージを訴求します。

・トリガー6「認められたい」

人の承認欲求をくすぐり、行動に移させよう。この時に一番簡単なフレーズが、「こんなこと初めてです」「私の概念ががらっと変わりました」です。

相手の行いが自分にどのような変化をもたらしたのか、自分にとってどのようなことなのかをしっかり伝えると相手の承認欲求をくすぐることが出来ます。

・トリガー7「あなただけの」

特別感、希少性は読み手の心を動かす。

例えば、メールで届いたタイムセール。

「このメールは毎月○○円以上お買い上げいただいている○○会員だけの特別なお知らせです。本日20時から22時までのお得なセールを開催します。このメールを見てお買い物された方にはさらにポイント2倍です。」

など。

まとめ

「人を操る禁断の文章術」を読んで覚えた技術を活用し、この記事の文章を書いてみました。正直、まだまだ人を操る文章としては、レベルの低い方だと思います。でも、書いていて前よりもスラスラ書くことが出来たということが感じられました。

いくらいいことが書いてある本を読んでも、それを実行していかないと身につけることはできません。

本の中にも書いてありますが、この書籍の著者であるDaiGoさんもたくさん勉強をされて、メンタリズムを学び、テレビで紹介されるまでになったそうです。

私もそれに見習いすこしずつでもいいので、この書籍の内容を実践して、マスターしていこうと思います。成果がいつ出るのか分かりませんが、いつか昔はこんな文書を書いていましたが、今ではこんなにうまい文章が書けるようになりました。と言えるようになりたいです。

禁断のメンタリズムについては、ぜひ本書を手に取って読んで、自身の感じたまま次の行動へとつなげて頂ければと思います。

メンタリズム

書籍:人を操る禁断の文章術

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