いまラーメン屋さんと言えば、ラーメンとつけ麺が食べられるお店として広まっています。
ラーメンは水戸光圀さんが日本で初めてラーメンを食べたとされ、その後、明治時代になり日本各地で広まったそうです。
では、つけ麺はどうだろう??
と見てみると、中野の大勝軒の賄いから誕生したんですね。
残念ながら、お亡くなりになってしまいましたが、東池袋大勝軒の山岸さんが食べているのを、お客さんに召し上がってもらったところ「おいしい」ということで、そこから商品化の道をたどります。
今回はそんなつけ麺の生まれたお店「中野 大勝軒」を紹介します。
pickup中野のラーメン屋さんをまとめて紹介!!
中野 大勝軒では「つけ麺」ではなく「つけそば」
つけ麺、つけ麺と言っていましたが、中野 大勝軒の食券機を見てほしい。
ずらーっとメニューが並んでいますが、つけ麺の言葉は一言もありません。
それもそのはず、ここでは「つけ麺」ではなく、「つけそば」という名前で提供されています。
もともと「つけそば」だったのが、昭和48年頃に「元祖つけ麺大王」(wiki)というお店からつけ麺という言葉が使われるようになったそうです。
やっぱり日本はそばの方は主流なのかな?と思わせるところですが、ラーメンも中華そばというのと同じかと思います。
元祖つけそばは見た目が物足りない
中野 大勝軒に来たら、やっぱりつけそばでしょう!という事で、さっそく注文。
ほぼ待つことなく出てきたそのつけそばは、今の時代の流れと逆行して、見た目がおとなしめ。
どうでしょう。
麺とみそ汁みたいなスープにネギと海苔がちらほらと。
最近人気のお店って、例えば、「麺屋 一燈」はこういう感じじゃないですか。
お肉がレアだったり、麺がツヤツヤだったり。
でも、中野 大勝軒のつけそばは全然そんなことないんですよね。
ひじょーにシンプル。
だからこそ注文してから出来上がりまでが早い。
ただ、早いとなると味はどうだろう??となるじゃないですか、味は非常に美味しいです。
スープはあっさりしていて、それでいて酸味と辛さもあります。
麺はもちもちでコシもあり、スープをうまくすくい上げてくれます。
やっぱり、スープと麺を一緒に口の中に入れた時が最高で、濃厚系が好きな僕ですが以外にもズルズル~と完食。
卓上に置いてある調味料もポイントで、味付けがシンプルだから、自分の好みに合わせて、色々とアレンジできます。
最後に余っていたお肉をいただき、割りスープを投入です。
なんだか熱燗みたいな入れ物ですが、この中に温かいスープが入っていて、残ったスープと混ぜるとちょっとまろやかになります。
カウンターのみのお店で、キッチンとの距離が近く、食べている間にもいろいろなものが目に飛び込んできます。
特にびっくりしたのが、肉の塊!
チャーシューが、大きなアルミのボールにあふれかえっています。
・・・このまま持って帰りたい。
元祖つけそばはほんとに元祖の味だった
元祖つけそばということで、楽しみにしていったお店です。
そして、食べてみて、やっぱり元祖や!!って思いました。
完成した味ですが、ここからどんな味にも変化していきそうなそんなお味です。
麺も良くある感じ、スープも良くある感じですが、でもこの二つが組み合わさった時の味がどこのお店とも違う。
お持ち帰りも出来るそうなので、家で色々アレンジしたりしたいなー
おしまい。
[nakano-ramenrank]